絵本仕立てになっているノート、という商品で、GGの「魔導物語A どきどきばけーしょん」の4歳アルルを主人公にしたノートです。
イラストはゲームと同じくねこにゃん氏。
1995年発行、250円。サイズはA4の全24ページ。
どきどきばけーしょんの発売の同時期に発行されたものだと思います。
ページ数は少なく、ノートとしてみると割高に思えますが、フルカラーの絵本として考えればとってもお安い!
4さいのアルルは、今日はひとりでピクニック。
おべんとうを持って、ちっちゃなお友達を見つけに「ようせいのもり」へ向かいます。
ところが、妖精さんたちは姿を見せません。
そして「わたしたち、いまはかくれんぼ。あなたが鬼です、見つけてね」と置き手紙。
アルルは、森に入り、妖精さんたちを探します。
4歳児を1人でピクニックに行かせるなよ、と思いますが、まあそこは魔導世界。
そもそも原作の魔導Aも、おばあちゃんのところにお使いに行くお話ですし(PC98版とGG版でお話が全然違うから2度楽しめるね!
このノートはフルカラーの絵本の、イラストと物語本文の部分が1/3程度を占めていて、残りは2色の色分けが罫線代わりになったノート部分、というつくりになっています。
イラストはどきばけのものと同じく、水彩に色鉛筆で加筆したような、やわらかな絵で描かれており、とてもほのぼのしています。
本文にはふりがなも振られており、ちっちゃい子でも安心して読めます。
それにしても、ちょっとした泉もあり、洞窟もあり、お花畑もあり、とても楽しい森ですね。さすが、妖精さんが住んでいるだけはあります。
ちっちゃいアルルもかわいいですが、妖精さんもかわいいんだ!!
お話だけではなくミニゲームも楽しめます。
迷路や、お花を持ってお花畑に隠れている妖精さんを探すようなものなどが掲載されていて、やりごたえも十分。
ただ、ゲームブックではないので、ミニゲームの結果が、お話に影響するようなものではないので、ちょっとした遊び心程度ですね。
物語の最後は、妖精さんとアルルの仲良くなった姿で締めくくられま… と見せかけて、ノートの注意書きがおかしかったりします。
こういう部分はさすがコンパイルという感じです。
あとやっぱり、ある程度低年齢層を見越して作られたノートであるためか、時間割を書き込める表もあったりします。
実用性にはやや乏しいとは思うのですが、まあ一応ノートですからね。
そういえばアルターのアルルのフィギュアのパッケージに使われている魔導物語のロゴ、このノート表紙のものと同じなのですよね。
さらに言えばぷよSUN発売ごろに出ていたぷよ絵のグッズ(シールやお弁当箱など)に入っていた魔導ロゴも、これと同じものです。
フィギュアのパケを見て、どの魔導のロゴなのかな?と思ったのだけど、グッズ用にデザインされたロゴなのかしら。
*画像はコンパイル「ちっちゃなアルルのばけーしょんのーと」より
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