体は陶器、瞳はガラス――だけど人形師に命を与えられた生きた人形たち。
彼女たちの唇から「愛している」と紡ぐことはできない、だけど、人間の男性から「愛している」と言われたとき――本当の肉体を持った人間になれるという。
人形師・ベニーのもとにいる三人の人形、ダージリン、ラズベティ、マリアブルー。
ベニーは、彼女たちをつれて旅しながら演劇をして回っている。
もちろん、それは彼女たちを『愛してくれる誰か』を、彼女たちが見つけられるように…。
2年ぶりに来たこの町で、2年前に友人になったバレリーノの少年と再会したダージリン。
まだ作られて1年程度で、まだ踊りやセリフもイマイチ、でも頑張り屋さんのラズベティ。
そして、ベニーではない人形師に作られた、そこで植え付けられたトラウマを抱えて生きるマリアブルー…。
3人は、自分に愛していると囁いてくれる存在を見つけることができるのでしょうか…
人形である彼女たちが、自分を愛してくれる存在を見つけるために行動する物語…、ですが、過去のトラウマから愛する人を見つける自信のないマリアブルーに関しては、『本当の自分を見つけるために行動する物語』という感じになってます。
ただし、『愛してくれる誰か』を見つけるためには厳しい制約が。
もしも愛する人を見つけても、自分からその相手に『愛しています』と伝えてはいけないのです。
ちなみにこれが劇団の4人。左が人形師のベニー(ベンジャミン)です。女子は三人寄れば姦しいと言いますが、やっぱりにぎやかな劇団です。
OPが終わった後、3人の誰かを選択し、それぞれのルートへと入ってゆく、というスタイルです。
ダージリンは、2年ぶりに再会したバレリーノの少年と再会しますが、彼はダージリンのことをすっかり忘れていました。
…というか、ちょうど、2年前前後の記憶が抜け落ちている、といいます。
ダージリンは、記憶探しに面白さを感じて、彼の記憶が抜けてしまったきっかけを探し、取り戻す手伝いをすることに…
マリアブルーは、自分を作った人形師のロイドと再会します。それは、望まぬ再会でした。
やっと、ベニーのもとでほかの人形たちと過ごす中で、ロイドの元でされた様々な嫌な記憶を、忘れられたところなのに…。
だけど、意外なことに、ロイドはマリアブルーに謝罪しました。そして戻ってきてほしいと言います。
それでもどうしてもロイドのことは許せない。きっぱり断ろう…、と、ロイドのもとへ訪れたマリアブルーは…
ラズベティは、初めて訪れた街を探索する中で、大きな屋敷の前で絵を描いていた青年に出会います。
青年は、体が不自由で、弟に世話をされながら生きていましたが、弟に迷惑をかけたくないと、結婚を焦っていました。
彼に惹かれていくラズベティは、だけど自分が人形だと告げられずにいて…
トゥルーエンドが暗いものもあったりして、あとバッドエンドとか最悪以外の何もでもなかったりして、っていうかトゥルーよりバッドのほうがエンディングとしてマシじゃない!?みたいのすらあったりして、なんかもう…なんかもう…!!! 作者は鬼畜か!!! ってなったりもしたんですが、コンプリートして「ああ、いいゲームだった…」ってしみじみできるくらいにはちゃんといいゲームでした!!!!!!!(オタク特有の早口
一番好きなのはラズベティのバッドです。やったーひどい目に合う女の子最高ー!!(鬼畜はお前だ
ただ、全体的にはほのぼのとした柔らかい感じの雰囲気で、すごくかわいいゲームでした。
…エンディングがうっかり凄惨とか陰惨になったりするだけで、基本的にはかわいいゲームですよ…
イベントスチルもかわいかったのですが、ギャラリーモードがなくてちょっと残念。
世界観などすごくよかったので、別のドールを主役にして、新作とか番外編とかがあったら見てみたいなと思いました。
本当すごく好みだったんですよね。
人間になりたい人形、って昔からテーマとしては多いものではありますが、やはり好まれるテーマなだけあって、面白いものなんですよね。
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*画像はクリーム△さま「コッペリア、あるいは偽りの乙女」より

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