美しい文章で紡がれる、残念な女と、ごく普通の女のお話。
作者さんの文章の力量がものすごくて、でも描かれているのは残念な女…というギャップがすごい。
読了まで15分ほど、分岐のない短編ノベルです。
から無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、WindowsでDLプレイも可能です。
とあるいきさつで出会った、桜と愛花。
ごく普通の女性・桜、そして、桜を友達だと言う、美しい、だけど残念な女性・愛花。
一見、かかわりがないような二人だけど、愛花は桜の事が大好き。
美しい文章で紡がれる、残念な愛花に振り回される桜のお話。
写真背景のみ、それも、テキストウィンドウが前面に、かなり濃い目に表示されているため、背景の印象も薄いです。
それ故に、テキストへ集中できる、そんなゲームです。
上の画像一枚でわかる通り、作者さんは、きらりと光る文章力の持ち主。
それもかなりの力量であることが伝わると思います。
ちょっとだけテキストサイズを変えたりして、テキストのみのゲームにありがちな堅さをやわらげています。
この演出だけで、かなり画面の印象が変わりますね…、それも多用せず、ここぞというところで使っているので、雰囲気がヌルくなりすぎず、それでいて、お堅くなりすぎないように、うまく印象がまとまっています。
愛花が言う「結婚しよう」は今に始まったことじゃないけれど、それ故に彼女残念なのです。
親戚の付き合いで、という名目で、タバコとアルコールの悪臭を全身にまとわせ、そこに桜に食べさせてもらったカップ麺のにおいをプラスして、そこで「結婚しよう」と迫る…。
もはや、残念以外の何物でもない。
そもそも彼女とは出会いからして奇妙で…。
…野暮天なんて言葉使う人は私もついぞであったことがありませんが。
教養はあるようで、だけどやっぱり残念なのが愛花です。初対面から。残念。
だけど桜は、知り合いでしかない、と言いつつも、愛花との距離感は気に入っているようですね。
残念、と繰り返しながらも、どこか、彼女を大切に思っているのがわかります。
結婚しよう、と言う愛花の言葉は、どこまで本気なのかはわかりませんが、たぶん桜は、それを冗談として、その冗談を繰り返す愛花が好きなんだろうなあ。
だけどもし本気だったら彼女はどうするんだろう、とか、ちょっといろいろ考えたりするのが楽しい作品でした。
基本的にはテキストのみの短編ではありますが、多大なインパクトを残していった、愛花という残念な女性。
…ちょっとだけ、桜ちゃんがうらやましい。
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*画像はSOrowさま「積もるは白き息と日と」より






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