同人ゲームサークル「パステルホープ」さんの、繰り上げタイプのアクションパズル。
下からブロックを押し上げ、ブロックが1列に3つ以上になったらスコア…というルールです。
発売は1996年なので、MSX2のゲームとしてはかなり後期の作品と言うことになりますね。
実は「ほいっぷる」という前作があります(お話など関連あるかどうかは不明)
【魔法の国のほいっぷる】
発売:パステルホープ
ジャンル:アクションパズル
動作ハード:MSX2turboR
発売日:1996年1月22日
定価:1500円
レーティング:全年齢
とても平和で、あまりに平和すぎてやることのない魔法の国。
迷惑なことに、町はずれの広場では、誰が最強の「ほいっぷら~」なのかを決めるために、お気楽6人組がワイワイ騒いでいました。
…少し覗いてみましょう。
という、とにかく平和なお話のゲームです。
お気楽6人組とあったように、6人の中からキャラクターを選び、そして5人に勝利するのが目的。
それぞれのキャラクターごとに簡単なデモがありますが、同じキャラが相手でも、プレイヤーキャラによって態度が違うあたりが、ちゃんと凝っていて面白いですね。
ゲームは下からせり出すように、ブロックを押し出して、横一列のうちに3つ以上、同じブロックが揃ったらそれが消えます。
また、魔法の弾にケムリがまとわりついているようなデザインのブロック(左右のキャラのフィールドで、下から2段目にあるもの)を消したり、連鎖をすると、相手のフィールドの上部にお邪魔ブロックを送り込み、フィールドの高さを下げることが出来ます。
フィールドの上部まで積み上げてしまうとゲームオーバーなので、相手を一気に追い込むことが出来ますね。
普通に遊んでいるだけでは、なかなか思うように消していくことが出来ないので、まずはメニューにある「ひたすらほいっぷる」などから、コツをつかんでから、「ひとりでほいっぷる」でキャラクター対戦に挑んだ方がいいかもしれません。
コツを掴めば、ある程度連鎖なども行えるようになりますが、とにかくルールが独自のものなので、それを指に覚えさせる感じですね。
ちなみに対戦も出来ますが…、ジョイパッド二個とかできたんだろうか。またキーボードを二人で使うタイプだろうか(あれ指が攣りそうになるんですよね…w
キャラクターはノリが良くて楽しいです。
2等身と言う、ちょっと「ユル」い感じの、全体的にかわいい印象のデザインですが、ここまで短いセリフで個性を出してるのは素直にすごい!
対戦は、2勝先取のルールですが、ここはサクッと1勝で先に進めるようなテンポでもよかったかなーという印象もありました。
ちょっとルールが独特のため、指が迷ったり、ミスをしたりも多いのですが、ゲームに慣れてきたときの、思った通りの連鎖を仕掛けられた時のニヤっと感を久しぶりに味わって、とても楽しい時間を過ごしました。
ただちょっと難易度を下げても、やや難しいかなと言う印象はあります。
独自ルールなので、慣れたつもりでいても、まだまだコンピューターの思考ルーチンに追い付けていないのかもしれないですね。
ちょっと悔しいです。
でもそこで、もうちょっとやりこみたいなーと素直に思える作品でした。
*画像はすべてパステルホープ「魔法の国のほいっぷる」より
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