あの、レンと夢美の戦いから5年。
傷ついたレンに必死に縋り付く綾佳を見た美弥香は、レンに出来る限りの治療を施し、彼を助けることに成功した。
そして綾佳は美弥香のところで一緒に暮らしており、また蟲使いの時期長の座を追われたレンは、獣魔蟲を見張ると言う任務を受けつつも会社を立て直す美弥香の秘書となって、同じく神武のビルで一緒に生活していた。
それなりに仲を深めつつも、いまいち踏み切れない美弥香とレンのじれったい関係、そして綾佳とレンの親子関係もうまくいっているとはいえなかった。
それでも、幸せな生活だった…。
レンのもとに、レンの父親が襲われたという連絡が入るまでは…。
蟲使いの森で連絡を絶ったレンを追った美弥香とユーリアは、キョウと名乗る少女と出会う…
共に、レンの捜索を始めることになるが、果たして彼女は、敵なのか味方なのか…
美弥香は5年前の一件で、ブラックなイメージがついてしまった自分の会社の立て直しのために奔走していました。
一方、ユーリアは改めてきちんと学びなおしたいと、学校へと通い始めています。
…ユーリアの年齢についてはツッコまないであげて、彼女は見た目上は歳を取らないので。それにしてもちょっと制服が痛々しい気もしますが。友達も出来てそれなりに楽しんでいるようです。
夢美は喫茶店の経営と大学で多忙となっており、昼間には保育園がごとく、昼間は綾佳にムーちゃん(獣魔蟲)を預けています。
そして、レンは獣魔蟲の監視が蟲使いとしての仕事になっているため、ムーちゃんの監視を兼ね、美弥香と綾佳のいる神武のビルに共に暮らし、美弥香の傍で美弥香を手伝っています。
美弥香は、なかなか縮まらないレンと綾佳の親子関係に頭を悩ませ、また、自分はレンに淡い恋情を抱くものの、レンのはっきりしない態度にヤキモキしたりしています。
…美弥香かわいいぞ。悩み多き年頃だねえw
緊迫したシーンは最後まで発生せず、こんなふうに穏やかな日常風景が長く描かれます。
ヌキゲーに日常シーンは蛇足だと思うなかれ、こういったほのぼのとしたシーンが描かれるからこそ、最後のシーンが映えるのでありまして…
そして綾佳の育ち方が、EXTRAVAGANZA本編での者とはだいぶ違うww
あの生意気な綾佳ではなく、歳の割には落ち着いており、美弥香の言うこともしっかり聞くいい子に育っています。
…育ての親によってこんなにも変わるのかw
最も、美弥香以外にも、敬愛と畏怖の気持ちをどっちも持つ相手であり、父親であるレンが近くにいる、と言う状況でもあるので、それも影響しているのでしょうが…
コツメカワウソが好きな綾佳のために、水族館に、美弥香とレン、綾佳の三人で向かうことに。
…レンが非常にサイケな格好になっていますが… …うん、実はこれレンなんだ。ちょっとした手違いでこんな格好になっていますがレンなんだ。
システムは、EXTRAVAGANZAのものとは違い、画面に表示される選択肢の中から選ぶシンプルな方式になっています。
ゲーム画面も大きくなったし、画面エフェクトの強化など、基本システムはより洗練されたものになってはいるのですが、反面、これらの選択肢画面や、メッセージウィンドウのデザインなどは、やや古臭く感じるものになってしまったのは残念ですね…。
EXTRAVAGANZAのシステム画像かっこよかったからなあ…。
さて以下はお待ちかねのクライマックスシーンの紹介に移ります。
苦手な方はここでバイバイですよ。
今回はエンディングは二種類あり、片方は蟲使い側の革命派と戦うルート、もう片方は革命派に捕まり凌辱されるルートとなっています。
ヒントとして、洞窟の外で待つと戦いルート(トゥルーエンド)、一緒に洞窟に入ると凌辱ルート(バッドエンド)となります。どっちを先に見たいか、どっちを後に見て〆たいかはお好みで。
戦うルートは本当に熱い! ムーちゃんの本気はやはりカッコイイ!!!
どうあっても勝てないと思う相手に挑む姿勢はマジでかっこよかったです。レンは男前だし…めっちゃイケボだし…
…でも本編に続き、今回も純愛らぶらぶ初エッチシーンが1行で飛ばされたのはワロタw もう定番なのかこれw
そして凌辱ルート…これはかなり激しいものです。
スカトロ、リョナグロ、人体改造はまぁこのゲームの定番になっていますが、今回はそれをより極めており、尻から口に触手を貫かせ内臓を破壊するシーンが、このゲームではまだ甘い展開だと思わせるレベルに残虐です。
このシーンでヌケるやつだけついてこい!! 俺は突き進んだ!!!
先ほども少し言いましたように、シチュエーションは、チューブ状の触手によるスカトロ描写、苗床化、尻から口に触手が抜けての内臓破壊、などなどですが、EXTRAVAGANZAシリーズには珍しく、人間での凌辱シーンの枠が長く取ってあるのも特徴的です。
凌辱シーンの一環として輪姦が入ることはありましたが、それがメインとなっているのはちょっと珍しいかなと。
そしてさらに壮絶な凌辱シーンとして、処刑があります。
捕まったシオと言う少女、ユーリア、美弥香は、苗床化のあとに不要とされて、処刑されることになるのですが、そのうちの一枚が上のシーン。
ユーリアが蟲の食料として食べられているシーンです。
こういった、苦痛のシーンが今回はやたら多いように感じました。
今までは、苦痛も快楽に変換してしまうような蟲の毒を使うことが多かったり、狂ってしまって痛みを快感に感じてしまうようになったりしていたので、純粋に苦痛として受け取るシーンは珍しいように思いました。
セリフ連呼や絶叫などの声優さんいじめも健在です。
いつも気丈な美弥香が死にたいと思うほどの苦痛とは一体…?
これも、なかなかやろうと思っても出来ないほどのひどい凌辱シーンでした。
これが見れただけで大満足です。
っていうかソフ倫ちゃんとかよく通ったな、ってくらい残虐でした…ソフ倫ちゃんにコネとかあるの? 大丈夫?
ただこのゲームで残念な部分は、開発に時間が足りなかったのか、文章の推敲がちゃんとされてないような点ですね。
誤字脱字がたくさん見受けられるのは本当に残念でした。
声優さんの喋るシーンにも誤字があったのですが、声優さんにセリフを回す人も、そのセリフを喋る声優さんも、誰も指摘しなかったのか…
また、話の整合性もやや甘く、綾佳が修行から帰ってきたレンを拒絶するシーンや、キョウの最後のセリフなどが、あまり話の上で意味がないように感じました。
綾佳はレンに好かれたがっていたように感じたので、拒絶するシーンが違和感しかないんだよなぁ…
キョウの最期のセリフも捨て台詞にしか思えなかったし…そのセリフが、後からなにかレンの考えに影響を及ぼすシーンなどがあったんなら、まだ納得できたんですけれどもねえ。
蟲使いとして戦いになる熱い展開はたまらないし、また凌辱のシチュエーションもこれまで最大にノっているのですが、正直ボリュームも少なく、低価格帯のソフトとしてもちょっと割高に感じます。
ただEXTRAVAGANZAのファンならば押さえておきたい一本なんじゃないかな、と言うのは思いました。
キョウが禍々しくも可愛いんですよね…シリーズ好きならきっと満足できる作品だと思います。
…凌辱すっげえけど(まぁシリーズファンなら受け入れられるでしょうけれど…)
*画像はすべてBlackCyc「EXTRAVAGANZA~蟲狂編~」より
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