一人で過ごすことに苦を感じずにいた風子だが、同級生の少年・イオリがなにかと風子に構うようになる。
次第にイオリへと依存していく風子だが、中学入学を間近に控えたある日、イオリは自宅のベランダから落ちる事故で命を落としてしまった。
突如友人を失ったことで、風子は生きる意味を見失うが、ある日、幽霊となったイオリと出会う。
だけど、幽霊となったイオリが風子の目の前に現れる条件は、風子が自分で自分を傷つけることだった――
公園で、衝動的に遊具を殴りつけ、手に傷を負った風子。
そして、一年ぶりに会うことのできた、幽霊となったイオリ。
最初は会える条件はわかりませんでしたが、ふとした瞬間に、自傷行為をして血を流している間だけ、イオリが出現することがわかります。
死んだイオリに会いたい一心で、風子は自分を傷つける。
自傷したその血が止まるまでの間は、イオリに会うことが出来る。
イオリは自傷は週に一度だけ、という条件を付けるが、それでも風子の傷はどんどん増えていきます。
そしてしばらくののち、風子にある事件が起こり、イオリと長く過ごせるようになるのですが…
風子の選択は…？
ゲームが長くなりすぎないために、あえてイオリ視点の感情などは書かずに完成させたそうなのですが、自分に会うために自傷する風子を見て、イオリがどう思っていたかなどを想像すると、複雑な気持ちになりますね。
生前のイオリの行動についても、複雑な感情を抱いていたようなので、それを想像するとやっぱりモヤモヤする。
だけどそんなイオリだからこそ、風子と仲良くしようとして、だけどそれで自分が死ぬような結果になってしまったのだと思います。
悲しい、あまりにも悲しい。
エンディングはどれも好きですが、やっぱり風子が前を向いて歩いて行こうとする姿が一番素敵に見えました。
1時間程度でコンプもできますし、ぜひ遊んで欲しい作品です。
から無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、WindowsでDLプレイも可能です。
*画像は太田PoN太様「願い星は少年の形をしている」より
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