コンパイルの伝説的STGのガラケー移植版のswitch移植版。
…ちょっとややこしいですね。
[A.I]を謳い文句にしており、「ユーザーのプレイ次第で、敵の配置や難易度などが変わってくる」という、「ランクシステム」を搭載した初期のゲームですね。
コンパイル当時のグラフィックで楽しめるオリジナル版と、ガラケー用のアレンジ版の二種類を収録。
【ZANAC】
発売/開発:コンパイル/G-MODE
ジャンル:縦スクロールSTG
対応ハード:ニンテンドーSWITCH
発売日:2021年1月28日
定価:500円(税込)
レーティング:全年齢
*パッケージ版はなく、DL版のみでの販売です。
遥か昔に有機生命体が作り出したシステム、「イコン」。
このシステムは、母たる有機生命体が滅びた後でも活動を続けおり、そしてシステムには生命体を発展させるためのとあるプログラムが仕込まれていた。
イコンを正しく開いたものには発展を。誤って開いたものには滅亡を。
ある時、イコンが誤った方法で開かれた。一方で、同じ種族が正しい方法でもイコンを開く。
イコンはシステムの中枢に攻撃の中止を命じるが、システムは攻撃を続け、単なる殺戮兵器と化していまう。
イコンを開いた種族たる人類は危機的状況に陥ったが、正しく開いたイコンは人類に知恵を授けていた。いよいよ人類が滅亡に瀕したときに、イコンから授かった知恵により人類はこう考える。
『システムは戦略マシンがあるがゆえに、多対多の戦闘を想定している、つまり単機でシステムに向かっていけば、システムの隙を突くことが出来るのではないか?』
勝利への僅かな可能性を賭け、新型戦闘機「ZANAC」はシステムへと向かい、単独でシステムを破壊する。
ところがシステムは、破壊される前に他のシステムにこの事態を連絡していた。再度のシステムからの攻撃に、改良されたZANACもまた、再度システムへと単機で向かってゆく…
ストーリー設定はややこしいですが、この時代あるあるなので、マニュアルにしか書いてなかったりするやつなので、知らなくても全然問題ないやつです。
このソフトにはマニュアルとか同梱されてないので、そもそもストーリーとか見れない状態で始まるしw
要するに、戦争を想定して作られたシステムの穴を突いて単機でブッコめば、もしかしたら勝てるかも…というSTGにありがちなやつ。
ゲームとしてはオーソドックスな、縦スクロールタイプのSTG。
ボタンを押している間、弾が連射されます。
ちなみに原作ゲームだと、弾を連打していると難易度のレートが上がっていくような仕組みになっていたはずなんですが、このケータイ版ではどうなんでしょうね?
ちなみに原作版と言っていますが、どの機種版なのかわからないんですよね…どの機種から移植したんでしょうか。見た感じ、NES版やMSX2版ではなさそう、くらいしかわからない。
ウェポンは0~7の8種類。番号の書かれたアイテムを取得するとオプションウェポンが切り替わったりパワーアップしたりします。
それぞれ特徴があるので、好みのものを使いましょう。
初期の0版は癖があって使いづらいですが、慣れると結構強いです。
不慣れな方にお勧めしたいのは7番でしょうか。シンプルに強いです。
ボス戦です。
ボスを倒すと、残り時間も換算された上でスコアが大量に入り、残機アップのチャンスなのですが…
ここの残機アップの曲が、コンパイルファンファーレではなくなっています。
なんか似て非なる曲になっている…
大人の事情がいろいろと絡んでそうな部分ではあるのですが、残念ですねえ…
ちなみにアレンジ版はこんな感じ。
自機も含めて画面がすべて描きなおされており、現代風になっています。
…いやアレンジ版が出たのももう十何年も前なので、現代風とは…?という感じですが。
こちらも画面が綺麗で、こちらを好む人も多そうですね。
私はオリジナル版の方が好きですが、こちらも嫌いじゃないです。
全6ステージとかなり小粒に仕上がっていますが、当時のガラケーの容量を考えるとこれが限度だったのかな?
それでもかなり、ザナックらしいいろんな要素を詰め込んでいて、楽しめる一本です。
ちなみに、なんとなくアレンジ版の方が、若干遊びやすい気がしました。気のせいかな?
もとは1986年に出たゲーム、ということですが、古臭さは感じず、むしろ新鮮な気持ちで遊ぶことが出来ました。
まぁ単に私がレトロゲー好きだからというのもありそうですがw
いいゲームですよホント。
ちなみにランダー君と妖精さんは、出現を確認しました。かわいいよね。
*画像はすべてG-MODE「ZANAC」より
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