DSクリスマス号に収録された魔導物語Ⅱが好評だったため、2つのエピソードを加えてパッケージ化されたものです。
グラフィックも大幅に修正されて、主人公の少女(通称らっこアルル)も、よりかわいくなりました!
すでに遊びやすかった前作からシステムも改善され、オートマッピング搭載でよりプレイがしやすく、楽しくなりました。ちなみに魔導3ではカーくんがマッピングしてくれる設定。有能だね。
そして今日は魔導物語1-2-3の発売から32周年の記念日です!
記念日おめでとう!!!
【魔導物語1-2-3】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:3DRPG
対応ハード:MSX2
発売日:1990年6月15日
定価:8800円
レーティング:設定なし
今日は魔導幼稚園の卒園試験。
試験の塔の中はイリュージョンモンスターや罠があってとても怖いのだそうです。
怖くても、だからこそ凛として勇気を振り絞らないといけないと思います。
「じゃ、行ってくるね!」
装甲魔導スーツを身に着けた主人公の少女は、応援してくれる友達に手を振り、塔の中へと入っていく…
魔導物語2から10年さかのぼった、第1話となります。
卒園試験のために塔の中の魔導球を集める、というお話。
小規模に見えますが、塔は見た目よりデッカイみたいで、攻略はなかなかに大変です。
たくさんの機種に移植された、シリーズの中でも優遇された一作。というか魔導2以降ももっと移植してくれてもよかったのよ?
魔導学校へ向かうぼく。魔導学校の入学試験は、学校へ自分の足でたどり着くこと。
ところがちょっとしたトラブルで、ぼくはお金も何もかもをなくしてしまった。
そこに、かっこいいけれど変態の目つきをしたお兄さんが現れる。
「何の用なの!?」
「お前の魔力が欲しいだけだ」
やっぱり変態だ!
と思ったところに、おにいさんの魔法で僕は眠らされてしまい…
気が付いたら地下牢の中。
見張りの魔物を色気でだましてカギを手に入れたぼくは、脱出のために動き出す…
第二話。このちょっとしたトラブルってなんなんでしょうね? 作中では語られないんだよなあ…
discstationクリスマス号に収録された「エピソードⅡカーバンクル」のリメイクとなりますね。
アルルやシェゾのキャラクターのデザインイメージが、のちに描かれるキャラたちに近づいてきているように思います。
シェゾの地下牢から抜け出しライラの遺跡へと向かい、カーバンクルと仲良くなる物語ですね。
しかし、なんかこのMSX版1-2-3って、シェゾの地下牢がなんか狭いんだよなあ…削られちゃったのかな?
「あっあなたの方にいるのはカーバンクル!
ということはあなた、サタン様と結婚したのね!?」
すれ違った、色っぽいお姉さんが、突然ぼくに言ってきた。
「いえ、ちがうんです」
「嘘ばっかし! ゆるせないわあ! いでよ、ミノタウロス!」
本当のことを言っても、全然聞いてくれないお姉さんは、巨大なモンスターを呼び出した。
ミノタウロスに追いかけられ、逃げて逃げて… …気が付いたら、ミノタウロスは追ってこなくなっていた。
諦めたのかと思ったけれど、少し進んで、ミノタウロスが追ってこなくなった理由がわかった。
ここは、生きて出た者のいないという、迷いの森だったのだ…!
私の一番好きな魔導です。とはいえ98版はともかく、移植されたGG版はかなりお話が改変されているので、若干不遇さも感じるのですがw
植物やアイテムを育てる要素なども面白かったし、なんとなくうすら寒い雰囲気がたまらないんですよね。なおGG版は(ry
この魔導3だけディスク2枚組になっており、魔導1魔導2と比べると、倍のボリュームのお話になっています。
しかしトラブル続きで、らっこちゃんの入学はいつになるやらって感じですねw
ゲームはオートマッピングの3DRPGです。
…って、今時3DRPGって言うと、ガチ3Dのゲームを指す様になってきているのですが。世界樹とかああいう系ですね。今だと3DダンジョンRPGって呼ぶほうが一般的なのかな?
こんな感じのマップをとテトテト歩いていきます。
魔導1-2-3及びARSの特徴の一つとして、操作性の良さが挙げられます。
というのも、十字キーだけで遊べるようになっており、決定は右キーでOKだったり、メニューを開くのも左右のキーを同時押しで開けるようになっています。
もちろん、普通にスペースキーなども使って遊ぶこともできますが、魔導音頭の「片手で簡単遊べちゃう」っていうのは、まさしく本当ですね。
マップはこんな感じで表示されます。
MSX2版の魔導は、戦闘システムやファジーパラメーター、ボイスなどは完備していますが、マップがまだ方向石や渾天石がなく、「向きがわからない」というような状態で、完全にシステムが完成したとは言えないんですよね。
まあ気を付けていれば方向石などがなくてもサクサク進めるのですが。マップそんなに広くないし。
ちなみに魔導1魔導2では普通にらっこちゃんがマップをつけているみたいなのですが、魔導3になると、なぜかカーバンクルがマッピングしてくれることになります。
あと今まで普通に使えていたアイテムが、魔導3になると、未鑑定状態になってしまいます。どうして。
未鑑定アイテムもカーバンクルが鑑定してくれるのですが、ちょっとバグがあって、一部のアイテムがちゃんと鑑定されないことがあります。使おうとすると「へんなあじだ」と表示されるんですが… …らっこちゃんそんなもの食べないで。
戦闘は1対1のバトル…ですが、魔導3になるとカー君も参加します。最も、基本的には何もしてくれないけど…。
ここで特徴的なのがファジーパラメーターシステムですね。
敵の残り体力も、らっこちゃんの状態も、全部あいまいなメッセージで表示されるのですよね。
ぷよぷよはやけくそになっているので、結構体力が減っている状態ですね(というかこのぷよ、最初からやけくそ状態なんですが…これもバグなのかなー?)
一方でらっこちゃんはまだまだ元気! まだまだ戦えます!!
魔導物語というタイトルですし、呪文で攻撃をするのですが、炎属性の呪文(ファイヤー)と氷属性の呪文(アイス)がメインとなり、そのほかには「相手をばよえーん状態にする」魔法とかいろいろあります。どういう効果だかわかんないよ…w
敵によっては攻撃呪文以外の補助呪文がよく効く場合もあるので、使っていきましょう。
ちなみに魔導3の地下迷宮には氷属性に弱い敵が多いぞ!
そんなこんなで、3つのシナリオが入ったRPGです。3本入って5000倍くらい楽しいのでぜひ皆様にもきゅ~きょく大全などを購入していただき、遊んでほしいですね!
ちなみにパッケージを開けたところはこんな感じになっています。
革っぽい素材で高級感のあるパッケージですね。
普通のプラケースとは違うので、若干デリケートです。カビなどには気を付けたほうがいいかもしれません。
ここに、ゲームのFD、カードゲーム、マニュアルが入っているわけですね。
カードゲームについては先日紹介しましたが、楽しいゲームです!
ちなみにマニュアルとdiscはこんな感じ。カラフルですね。
この4枚のディスク以外に、セーブデータを入れるブランクディスクが必要になります。
セーブロードのタイミング以外では、基本的にはディスクの入れ替えが発生しないため、あまり面倒くささを感じないのがいいですね。
というわけで魔導1-2-3の紹介でした。
気になった方はぜひ遊んでみてくださいね。
ちなみにきゅ~きょく大全の定価は、9801円でした。PC9801…って…コト…?
*画像はすべてコンパイル「魔導物語1-2-3」より
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