【PS】BAROQUE ~歪んだ妄想~【STING】

世界を創造し、維持する神がいた。
だがその神は狂ってしまい、「大熱波」という大災害を引き起こす。
世界には異形と呼ばれる怪物が満ち、人々は歪んだ姿に変わってしまった。

想像維持神を支えるマルクト教団の長・上級天使に、神の浄化をするようにと巨大な銃・天使銃を渡された主人公。
導かれるままに、神の待つ神経塔へと向かう…

― 己の罪を、世界を癒せ ー

このゲームは…

「罪の意識」に苛まれる青年が主人公であり、その罪を癒すために塔に潜ります。
大熱波と呼ばれる災害(2032年5月14日に発生、やや近未来のお話です)により歪んでしまった世界が舞台で、その歪みにより、首が伸びていたり、精神をおかしくして袋を被ったり、自分を失い周囲の人間の心を読むだけになってしまっていたりと、人々も奇妙な姿へと変わっています。
ゲームとしては比較的シンプルなアクション要素を兼ね得たローグライクであり、、FPS視点で剣を振って攻撃する、という感じ。アイテムの投げ当てなどでピンチを切り抜けるのも重要になります。

システム

見下ろし型ではなく、主人公視点(FPSっぽい視点)のローグライクという感じで、回復アイテムが肉や心臓に、弓矢や便利アイテム骨に、薬が注射に…となっている感じ。
ほかにも罠(塔設備や文様)や範囲攻撃アイテム(刑具)などもあり、神経塔(ダンジョン)は自動生成、そして死にゲーで、死にゲーなのに死ぬとアイテムをロストしたり、武器や防具を育てたり、いかにもローグライクめいています。
なのに、アクションであること、また世界観が独特なことで、かなり独自のゲームになっている、という感じ。

神経塔

ゲーム開始場所からまっすぐ先にそびえたつ塔が、目指す神経塔です。
ちなみにゲーム開始場所は、塔の外ということで「外界」と呼ばれています。

ここは入るたびに構造が変わる歪んだ場所になっていて、罠はあるわ異形と呼ばれるモンスターのようなものがうようよしているわで、とても危険な場所になっています。
しかしこの塔の最下層に行き、己の罪を癒すことが、主人公の目的となります。
塔の中には不思議な少女や、住民たちがいますので、話しかけることで、この世界の正体がうっすらとわかってきます。
その、徐々に世界観が分かってくるのがまた楽しいところです。

しかし塔なのに潜るって認識がバグるね。
登るわけではないんだよね。

感覚球

塔の中にある様々な見た目の球体です。
台座に固定されています。
これにアイテムを投げ入れることで、地上に送ることができます。

地上に送ったアイテムは、物の者と呼ばれる歪んだ者が回収し、自分の頭の収納袋に収納して保管してくれます。
最初はあまり数は持てませんが、アイテム図鑑を埋めるごとに、徐々に頭の袋を拡張して、たくさん持てるようになります。
骨はまとめてたくさん持てるので、袋の中がどうなってるのかは知らないw

こんな風にキャラクターの後ろに配置されている感覚球も…
この感覚球には、キャラクター(天導天使)が話しているように、記憶が封じ込められているようです。感覚球、何でもできるな。
なおこの感覚球でもアイテムは送れますが、感覚球に投げ当てるのを失敗すると、隙間に落ちてしまって回収不可になります。慣れると送るのもそんな難しくなくなりますが、失敗のたびに「退けやこんにゃろおおおおお」ってなってるよねみんな。

中には、偽物の感覚球(機能が限定的)なものもあります。
これは近くにいる偽装天使が言う通り、アイテムは送れません。

装備とアイテム

装備品は剣とコート、偽翼です。
剣とコートに攻撃力と防御力が設定されているほか、特定の異常状態を与えたり、防いだり、様々な効果があります。
偽翼には異常状態を防ぐなどの特殊効果があります。
剣とコートの攻撃/防御は、注入液で上げていくことができます。
後述のやりこみ要素の一つ「地獄ダンジョン」は、かなり強化した剣とコートがないとかなりきついです。というか入って速瞬殺されます。された。
また、寄生虫を寄生させること、焼き印を押すこともできますので、寄生虫で攻撃速度を上げたり、属性攻撃を付与したり、焼き印で便利な効果を付与したりもできます。

寄生虫や焼き印は主人公自身にも使用できます。
っていうか注入液も主人公に打つ注射です。
怖いゲームですねえ????
まぁ回復アイテムとして、生肉と生の心臓をムシャムシャするようなゲームなんですけどもねコレ。
腐ってると腹痛になります。ぽんぽんがぴーぴーしやがります、ってやつ。

便利アイテムとして、異形に投げ当てるとダメージを与えたり異常状態にする骨があります。
これは同じものをまとめて複数本をアイテム所有枠一個で持てるので便利です。
まぁ鑑定済みのアイテムじゃないとまとめられないんですが。
鑑定の方法は、アイテムを使うかかじることです。
かじるとうっかり死にかけることも多いですが。
よく主人公の歯は欠けてます。つらいね。

範囲攻撃アイテムは刑具と呼ばれるものですが…
ダメージもそこまで大きくないのであまり使わないかな。
部屋にいるすべての異形を肉に変えるものなどは、最大値アップにそこそこ便利です。

異形

神経塔には異形(イケイ)と呼ばれる者たちがいます。
これはもともとはニンゲンだったものですが、歪んでしまい、こちらに害をなすものとなっています。

問答無用で襲い掛かってきます。
ローポリなのが逆にすごい怖いよ!?
攻撃手段は様々ですが、とにかく殺意満々です。
やられる前にやれ。

ただし、このゲーム、アクションではあるものの、あまり立ち回りは重要ではありません。
っていうかヒットアンドアウェイとかを下手に意識すると逆にダメージが増加することになるから、猪突猛進のほうが上手くいくときもある。
異形によっては、左右移動しつつ相手の回りをくるくる回るようにしつつ攻撃するとノーダメージで切り抜けられたりもしますが。

こいつの名前はシン・モニスという異形です。
攻撃手段はユニークで、VTを吸収してくるだけで、HPには影響を与えません。
シン・モニスの出るような後半にもなると、骨なんかもいっぱい持ってるから、多少VT吸われてもすぐ回復できるし、ザコなんですよね。
なお、こいつを欲情状態にすると、逆にVTを吐き出して回復させてくれます。
回復してもあんまりうれしくないのはなんででしょうか。

異常状態

一般的な異常状態である、毒や麻痺以外にも、敵もアイテムもすべて美女に見えてしまう「欲情」という異常状態があったりします。
何やねん欲情って思うかもしれませんが、地面に落ちているものがアイテムなのか危険な文様なのかわからずに進むわけにもいかないので、かなり怖いです。
一番怖い異常状態が腹痛で、腐った肉や心臓を食べてしまったりするとなるのですが、これは自然回復せずにさらに腐った肉をたべたりするとどんどん悪化していきます。神経塔にトイレないしね。
腹痛状態になると攻撃力や防御力が下がっていくので、かなり危険です。

シナリオ

シナリオは謎が謎を呼ぶものとなっています。
メインシナリオだけでは大きくら語られず、神経塔の内部や外界にいる歪んだ者たちとの会話も含めてしっかり聞いての、考察が必要なゲームになっています。

このアリスという少女は、一見、主人公にもてあそばれた少女のようですが…?
イライザという女性もいて、彼女とアリスはシナリオに大きくかかわる存在です。

歪んだ者たち

歪んだ者たちとの会話で、主人公の過去や罪、そして世界の背景を知ることができます。
それ以外にも、彼ら自身も、様々な歪みを抱えており、それを知っていくこともこのゲームの楽しみです。
…ちょっと真面目につきあってると頭がおかしくなりそうなのもまた…ですが。

やりこみ要素

ゲームをプレイしていく上でのやりこみ要素も充実しており、これらが実装されたPS版は特に評判がいいようです。

地獄ダンジョン

クリア前には、ゲームの基礎を知るための練習用ダンジョン「トレーニングダンジョン」としてカンオケ男が作っていたダンジョンが、クリア後までに超強化されたものがこれ。
100階建てのダンジョンで、本編クリア時の装備品を持ち込むだけでは到底クリアできません。そこからさらに武器防具を強化し、アイテムを厳選して向かう必要があります。
実は私はまだ未踏破… まだちょっと潜っただけなんですが、すでにつらい思い出がいっぱいです笑
また挑戦したいと思います。

コレクション

シーンリスト、アイテムリスト、ムービーリストなどのコレクション要素です。
アイテムリストは、一度でも地上に送るか、物の者に投げ当てたアイテムが登録されます。
このリストが一定数以上になると、物の者の所持できるアイテム数が増えます。

シーンリストは、一度見たせりふが登録されるリストです。
かなり埋めるのは大変ですが、ゲームを進めるごとにちょっとずつ埋まっていくのが本当に楽しいです。
こちら実は罠があり、登録されないままゲームを進めてしまうと、初期化しないともう登録が難しくなるものがありますので、これからプレイをする方は後述の対策を確認してください。

グラフィック

退廃的で壊れた世界を、ローポリで表現したマップです。
綺麗とはいいがたい、薄汚れて壊れている感じが、ローポリに非常にあっているんですよね。

マップパターンはさほど多くはないのですが、よく見ると壁に花が咲いているマップや、研究室のようなおどろおどろしい装置の見えるマップ、ストーリーの進行によって徐々に崩れていく壁や天井があったりと、とても見ていて楽しいです。
楽しんでいていいんだろうか、世界は歪んでいく。

音楽・効果音

音楽はあまりなく、環境音だけのマップも多いです。
ですが、時折混ざる神秘的な音楽の階や、恐怖をあおるような曲などが、とても印象深いです。
効果音も、壁際を歩くと剣が壁にぶつかり、カンカンという音を立てたりと、やはり印象に残ります。
一番印象に残った効果音は、ライアがフケ(違)をまき散らす音ですが。

まとめ

米光先生&氷樹先生という、初期魔導と同じタッグの手掛けた作品ということで、魔導ユーザーにも広く知られ、結構ユーザー層もかぶっていたりもするのですが、どことなくうっすら暗い神経塔の雰囲気は、確かに初期魔導と共通であると感じますね。3DRPGっぽいところも、何となく似ています。
それにしても、2024年ともなると、もはや25年前のゲーム、ということになるのですが、解像度の低い画面などは確かに古さを感じるにしても、ゲームシステムや世界観はいまだに斬新ないい作品ですね。
久しぶり(12年ぶりくらい)にプレイしましたがすごくおもしろかったです。

近日中に攻略記事も掲載予定なので今後のプレイの参考になると嬉しいな。
あ、そのまえにここにもアレを掲載しておきます。シーンリストが1個、埋まりにくい罠があるので、今後プレイ予定の方はこれを確認しておいてください。

今後プレイ時の注意点

プレイ時に普通にキャラクターと会話を繰り返していると埋まらなくなってしまう「シーンリスト109」というものがあります。
これを埋める条件は以下の通り。

プレイ中に△ボタンを押し、自分、にカーソルを合わせたときに「+3」と表示されるまで

    1. 物の者(スタート後まっすぐ行って左手の、頭が縦に長い灰色っぽい人物)に話しかけない
    2. 感覚球(アイテムを地上に送れる物体で、アリスの頭上にある緑色のものや地面に据えられた赤黒い球体)にアイテムを投げ入れない

の二点を守り、+3になったら(死ぬ、またはクリアすることで数値は変化します)物の者に話しかけることで、109番が登録されます。

ほかのシーンリストに関しては、プレイをしていけばいずれ埋められるのですが、これに関してはゲームをリセットしない限りは後から埋めることが不可能になるため(一応メモリーカードを途中でいれかえることで回収可能の裏ワザはあるらしいけれど、攻略サイト閉鎖で詳しいやり方は不明になってしまっています)、プレイ前に知っておく必要があります。

PS2版、Wii版については、シーンリストが入れ替わっているのでこの罠はないです。
switchで発売されたバージョンについては、あちらはサターン版の移植なのでこちらにシーンリストはないようです。


以上です! よき歪みライフを!

リンク

PS版公式ページ(STING公式サイト内)
BAROQUEポータルサイト(STING公式サイト内)

攻略情報(a little cookie様)

駿河屋あふぃ

*画像はSTING「BAROQUE~歪んだ妄想~」より

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