ちょっと「色」の扱いが不思議な感触のノベルゲーム。
ゲーム画面がめちゃくちゃでっかいので、ノートパソコンなどでは遊べないかもしれません。
短編なので、画面サイズが変更できるブラウザで遊ぶのがいいかも。
選択肢タイプのAVGですが、ゲームのテーマを考えれば、選択すべき答えはおのずと導き出されるので、まずゲームオーバーにはならないかな。
プレイ時間は10分程度です。
多人数での作業ながらも、2日で制作されたそうです。すごい…
ティラノゲームフェス2018にて佳作受賞!!
おめでとうございます!!
から無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、WindowsでDLプレイも可能です。
主人公・宮沢和花は、生徒会役員を務め、来年は生徒会長になることが決まっている。
だけど彼女は…自信がないときは、世界が色を失って見えるのだ…。
お前は自身さえ持てばいい、と、前会長須藤は和花に伝えていたが、結局、明確な答えを出せないまま、白黒の世界のまま、須藤先輩とも「卒業式」という別れの日がやってきて…
白黒の世界、これが彼女の世界…
ゲームとしては一般的な選択式タイプのAVGです。
適切な選択肢を選んで、和花を導き、彼女の世界に色をもたらしてあげましょう。
適切な選択肢を選ぶと、画面に輝くエフェクトがかかり、そして少しずつ色が戻ってきます。
ただし、不適切な選択肢を選び、和花が自信を失うと、当然、また世界は色を失ってしまいます。
選択肢は、彼女が自信を持つように導くものを選べばいい、というのがわかるので、ほぼ間違いなく、正解のルートをたどれます。
ただし中には勝手に傷ついて色を失ってしまうシーンも…
先輩のことが好きだ。だけど…
自身のない私は、先輩へと気持ちを伝えられない。
第二ボタン以外のボタンにも意味があるなんて知ったって、でも、先輩にボタンが欲しいなんて言葉なんて…
嬉しい出来事があったら世界が色づいた、というようなたとえをするように、つらいことがあると、世界が色を失ったように感じる…というのは、だれしも覚えがあると思います。
それを明確に、ゲームという形にしたのがこの作品ではないかな。
一喜一憂するごとに世界の色が変わる、という演出のこの作品はとても楽しめました。
ちょっと短いですけれど、主人公がほんの短時間で、大きく自身を付けるような出来事があったと思えば…、人生って、大きく勇気づけてくれるような出来事って些細で…でもずっと心に残り、支え続けるようなことって確かにあって…
本当に、人生、を描いたような作品でした。
短いゲームなんですけど、その短時間に、人生ってそういうもの、っていうのを凝縮したような作品だと感じました。
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*画像はすべて名産さま「カラノイロ」より
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