「失楽園で朝食を」や「罪咎オペレッタ」の、灰色さんの新作ノベルAVG。
ヤンデレ(?)なお姉さんと、ショタの、おねショタ(?)ゲームです。
相変わらずの文章力でぐいぐい読ませてくる作品ですね。
暴力描写、性描写を含むため、15禁の作品となっています。
一部の人にはちょっと気分を害する表現もあるため注意。
公開日は、2021年9月11日。
教会の懺悔室に、女性が入って来た。
神父はその話に耳を傾けるが…
「私はただ、神様になりたかった。其れだけなのです」
神になりたかったという女性は、捨て子を拾い、その子供を、自分を神として崇める、絶対的な信者として育て上げた…
たぶんおねショタもの!!!(たぶんってなんだ)
最初の選択肢により、ファルルートとティックルートに分岐します。
神になりたかったレティシアは、拾った子供を自分を神とする絶対的な信者へと育てますが…
ファルはとにかく従順でかわいらしい少年です。
素直にレティシアのことを神だと信じ、神の言うことは絶対だと思い、盲目的に、神のために生きています。
それは幸せなことなんでしょうか、それとも…?
一方、ティックは、神を信じていませんでした。
暴力によりこちらを支配し、絶対的強者としてティックの上に立とうする「神様」…。
非常に歪んだ愛情ですよね…。
そしてある日、彼らのもとに現れたのは、一匹の犬でした。
その犬の存在は、神様と少年の関係を変化させるキーとして十分でした…。
最初はレティシアは身勝手で胸糞の良くない女性だと感じました。
だけど過去編をプレイすれば印象が変わり、哀れな女性だと思えるようになります。
特にファルを失ってからの彼女は、単に愛情のかけ方が歪んでいただけで、ちゃんとファルを愛していたようにしか思えないのです。
本当にレティシアが可愛そうで…
だって! 自分が悲惨な目に遭ったときに神様は何もしてくれなかった!
ならば自分が神となり、絶対的な信者に、支配と恩恵を与えてもいいじゃないですか!
ファル編・ティック編をコンプリートすると過去編が、過去編までコンプリートするとおまけが見られます。
おまけの内容は、あとがき的なものと、回想、CGモードになっています。
あとがきちょっと面白かったw
CGも多いし、エンディング数も多い(複雑な分岐がないので選択肢でセーブしておけばコンプは難しくない)ので、やりごたえはそれなりにありました。
しかしヤンデレおねショタなのかなこれは…
絶対的な「神様」に従順なショタ… いいな…(私はファルルートの方が好みでした。素直目隠れショタ可愛い。
* 画像はすべて灰色工房「私は貴方の神様です」より
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